どうも,岩本鑑糵です.
「魚,山に登る」から派生して,すしに特化したマップを作ってみました.
以下のリンクで,「Googleマイマップ」が開きます.
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1CQJ5m3rQzBSuuAJqn-Qvgy8uRmoGNAo&usp=drive_link
お盆近くになると,永平寺町内の農産物直売所に「葉っぱずし」が売られるようになります.
参考: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/happa_zushi_fukui.html
塩マスを酢飯とともにアブラギリの葉っぱで包んだもの.
アブラギリの葉っぱはご飯にくっつきにくいので,箸を使わなくても食べやすいのが良いですね.
絶妙な酢加減・塩加減で、夏にはピッタリですな。
日もちさせるために魚と酢飯を葉っぱで包んだタイプのスシは,全国各地に存在します.
奈良県のサバやサケ,鳥取県智頭のマスを使った「柿の葉ずし」.
参考:
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakinoha_zushi_nara.html
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakinoha_zushi_tottori.html
美濃の山中のマスやサケを使った「朴葉ずし」.
参考: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/38_1_gifu.html
紀州沿岸部のサバやアジなどを使った「あせの葉ずし」.
参考: https://www.pref.wakayama.lg.jp/bcms/prefg/000200/nagomi/pdf/nagomi14/pdf/p16.pdf
注目したいのは,いずれの地域も「海から少し離れた内陸」であることです.
盆や正月,来客時などにタイムリーに食べるためには,生ではなくある程度保存が効くようにする必要があった.
それで,塩に漬けたり酢で〆めたりした魚を,抗菌作用のある葉っぱで包んだりした.
沿岸部じゃなくても生の魚を刺身で食べられるようになったのは,輸送と冷蔵が発達したおかげなんですよね.